もし舞踊,役者の家元などに生まれついたならば、生まれたときからその跡取りです。何となく理不尽な気もしますし他の道に進みたくなるときもあるでしょうが、基本的にその家元として後を継ぐ事になります。その芸や作法だけでなく生活様式やしきたりなど守らなければならない事はたくさんあり、それを学ぶだけでも大変です。昔は学校にも行かず、芸事の稽古をつづけることが普通でした。
舞踊は日本の伝統舞踊の他に洋舞と言われるダンスもあります。それもその舞踏家によって始められた独自の創作ダンスや何らかの定型ダンス、つまり社交ダンスやタンゴ、フラメンコなどは発祥がはっきりしないもの、また起源が西洋にあるもの、そしてそれを継承していく義務というのがなければ、特にそれを強制的に継承していく必要はありません。中には子供に徹底的に英才教育を施し、その道のプロにさせる親もいますが、それも義務というより、好きだから続けたと言うような主体的選択の賜物だといえそうです。